さつきつつじ会だより№180号発行-生活保護基準引き下げに対し抗議の審査請求を

 生活保護基準引き下げに対し抗議の審査請求を行いましょう!!

 10月から生活保護費が引き下げられました。10月分の保護費の支給日は銀行振込の人は928日でした。前日の27日に西成区の生活保護利用者の皆さん宅に生活保護決定通知書が郵送されました。開けてみると、大阪市福祉局生活福祉部保護課の「生活扶助費の基準額改定について」というお知らせが同封されていて「平成3010月から生活扶助費の基準額が改定されました」とだけ書いていました。改定の理由も書いていません。生活保護利用者のほとんどの人はこの手紙で初めて生活保護費の引き下げを知ることになりました。保護費の振込の前日に突然手紙で来月から引き下げると一方的に通知する-お上意識丸出しの何という乱暴なやり方なんでしょうか。生活保護利用者の生活をどう考えているのでしょうか。腹立たしい限りです。

 生活保護費の引き下げ幅は75歳の単身高齢者の場合、74,630円から73,390円と1,240円下がりました。さらに202010月には70,900円となります。トータル3,730円の引き下げです。 
 生活保護利用者の意見も聞かない一方的な引き下げです。ただでさえ苦しい生活なのに一層苦しくなります。貯金するのも難しくなります。
 
黙っていたらもっと無茶苦茶にやられます。「おかしい!」と抗議の声をあげていくことがとても大事だと思います。生活保護問題対策全国会議は今回の生活保護基準の引き下げに対して1万人の審査請求を呼びかけています。私たちもこの呼びかけに応えて審査請求に取り組んでいくことにしました。

 1010日生活保護基準引き下げ問題学習会をさつきつつじ会で持ちました。参加者はさつきつつじ会の会員や作業所のメンバーなど16名でした。
 森口がレジュメ「生活保護費引き下げに対し抗議の声をあげていきましょう!」を提起しました。皆さんは真剣に聞いていました。様々な意見が出されました。生活保護費の引き下げに備えて色々工夫をされていました。「新聞をやめた」「タバコが10月から上がった。セブンスターは500円になった」「タバコをやめた」「来年10月から消費税が10%になる。生活が一層苦しくなる」「年に1回帰省するのでそのためにお金を貯めている」「今度喜望の家から一泊旅行に行く。15千円かかる。旅行費用は必要なお金だ」「今後年を取っていくことを考えて少しずつ貯めている」等々。
 
審査請求をすることについても皆さん積極的でした。数人の方が「一人でするのは難しいので手伝ってほしい」と言われました。生活保護基準引き下げに対し抗議の意志を現すため審査請求に取り組んでいくことを確認しました。
 1128日会員と作業所のメンバー7名が大阪府知事に対し審査請求書を送りました。審査請求する理由についてそれぞれの思いを書きました。
 
審査請求の期限は10月分の保護決定通知書を受け取った日の翌日から3カ月以内です。西成区の生活保護受給者の場合は1227日となります。自分も出したいと思う人はジョイフルさつきまで早急に連絡ください。手伝います。

  秋の遠足 長居植物園に出かけました

 1024日さつきつつじ会と作業所の合同で長居植物園に行きました。前日の雨は上がり天気は回復しました。日向では暑いぐらいでした。参加者は合計18名です。作業は11:00まで行い、終礼を行いました。11:30介護タクシー2台と事務所の車に乗り出発しました。12:00長居植物園に着きました。まず1階レストランで昼食です。メニュー表で事前に選んだカレーライス、カツ丼、カルボナーラ、ハンバーグランチなどを美味しく頂きました。昼食後、お土産屋を見て長居植物園に入りました。恐竜の骨の下で集合写真を撮りました。それから公園の中を散策しました。木々が生い茂っていました。広い池には鳥が飛び気持ちよかったです。バラ園には黄色、ピンク、赤のバラが咲き誇っていました。1週間前に下見に来た時よりもきれいでした。バラを前に集合写真を撮りました。それから自然史博物館に行き、見学しました。14:00に介護タクシーに乗車して帰途につきました。作業所で一服した後、解散しました。大都会の中の広い公園で気持ちをリフレッシュできました。